ChatGPT が自社 SaaS の料金を間違えたときの調べ方

ChatGPT が示した料金を出典と照らし合わせ、サイト内の食い違いを直して、購入者の質問をもう一度試します。

購入を検討している人から、月20ドルのプランについて聞かれたとします。料金ページを開くと、たしかに「1ユーザーあたり月額20米ドル、年払い」とあります。1ユーザーなら年間240米ドルです。この一文だけでは、20米ドルを払って1か月で利用をやめられるとはわかりません。数字は合っています。抜け落ちたのは支払い条件です。

ChatGPT が誤った料金を示したら、回答と、それを裏づけるはずの一文を並べて確認します。自社サイトに古い料金が残っているかもしれません。金額は合っていて、回答から条件だけが抜けていることもあります。どちらかによって直す箇所は変わります。

ページを編集する前に回答の原文を残す

購入者が該当箇所を共有できる場合は、実際の質問、料金が書かれた文、出典があればそのリンク、日付を保存します。「ChatGPT に20ドルと言われた」という話しか聞けなかった場合は、購入者からの報告として残し、別に確認します。「月払いが選べる場合、米国で[製品]の Pro プランを1ユーザーが利用するといくらですか?」といった聞き方ができます。

ChatGPT の検索で料金の記述のそばに出典が表示されていれば、開いてください。「情報源」の一覧には関連リンクが含まれることもあります。一覧にあるだけでは、どの一節が料金を裏づけているかはわかりません。OpenAI は、出典を開き、実際に何を裏づけているか確認するよう勧めています。料金の文は全体をコピーし、条件を補足する注記も残します。請求サイクルの切り替えがあれば、どちらを選んだ状態かを記録します。リンクが切れていたり、該当する一節が見つからなかったりした場合も記録してください。

自社のページ間で料金が食い違っていないか確かめる

米国向け料金ページでは、Pro プランの月払いが1ユーザーあたり26米ドルだとします。一方、よくある質問のページには、米国向けの同じ Pro プランの月払いが1ユーザーあたり20米ドルとあります。実際に販売しているプランと照合してください。26米ドルが正しければ、よくある質問を更新し、古い料金を載せたままの現行ページがほかにないか調べます。外部を探す前に、トップページ、ヘルプセンター、比較ページを確認します。

支払い条件は金額のすぐそばに書きます。この例では「Pro 月額20米ドルから」を次の2行に置き換えられます。

Pro 年払い · 1ユーザーあたり年額240米ドル、年1回請求。

Pro 月払い · 1ユーザーあたり月額26米ドル、毎月請求。

トップページに「20米ドルから」とあり、前後の説明でどこまで伝わるか判断しにくい場合は、WhyDoGEO のトップページ診断で、わかりにくさの指摘の根拠になった原文を確認できます。無料のトップページ診断を利用するには、確認済みのメールアドレスでログインし、サイトのドメイン所有権を確認する必要があります。料金ページとよくある質問は自分で見比べ、ChatGPT の回答に付いた出典も開いて確認します。

数字は同じでも条件が違う場合

レビュー記事に同じ20米ドルと書かれていても、発売時の割引が6月で終了したと明記されているかもしれません。その記事が裏づけるのは発売時の料金です。今日の料金まではわかりません。時期が正しく示されたレビューはそのままで構いません。期限切れの特典を現在も有効なように載せているページなら、URL と該当箇所の原文を保存し、自分のページを修正するか、掲載元に訂正を頼むかを判断します。

確認に使える出典がなくても、回答と公開中の条件は比較できます。確かめられる範囲を記録します。「回答では月払いで20米ドル。当社の料金ページでは同じプランが26米ドル。確認に使える出典は表示されなかった」。別の場所で同じ数字が見つかれば、調べる手がかりにはなります。数字の一致だけで、回答がどの出典を使ったかはわかりません。

購入者と同じ質問をもう一度する

食い違っていた記述を直したら、公開ページを開き直して、該当する文を確認します。そのあと、検索の設定をそろえ、新しいチャットで元の質問をします。新しい回答とリンクを最初の記録と並べて保存します。別のテストで公式料金ページの URL を渡す場合は、支払い条件の文を引用してもらい、自分でも照合します。リンクを渡したときに回答がページの内容と一致するかを確かめるテストです。ChatGPT が自分でそのページを見つけるかどうかは別に確認します。

公開ページ同士で、購入できるプランと条件が一致すれば、サイト側の修正は完了です。ChatGPT の回答は別に記録します。次の回答も年払いの料金を月払いとして案内するなら、回答のどこで支払い条件が違っているかを具体的に示せます。